スプーン一匙の物語

ツイッター(@maru_ayase)で書いた短い短い小説の保管庫です。

さんじゅいーち

洗濯した靴下が片方ない。よくあること、と始めは気にしなかったものの、タオル、シャツと消失が続き、ブラトップの時は泥棒を疑った。ただ、それならベランダに堂々とブラを干しているお隣さんを狙うはずだ。今日はFカップの見覚えのあるブラが紛れ込んでいた。洗濯槽に、見えない穴が開いている。