スプーン一匙の物語

ツイッター(@maru_ayase)で書いた短い短い小説の保管庫です。

ななつめ

洗い物をしてあげたのになんで怒られたんだろう。気づけば家から出されていた。俺は悪くないし、ケーキなんて絶対買うものか。だけどきっかけがないと帰れないし明日も仕事だ。結局キャベツを一つ買った。目を腫らした妻は受け取らない。ざく切りにして、チンしてマヨネーズを添えたらやっと食べた。